『教育支援「赤ペン先生」』
( 2012年1月- )

プロジェクト

  震災から半年以上たつ現在でも、多くの被災者の方々は仮設住宅に住んでいます。仮設住宅に住む中高生は、震災の影響で授業の進度が遅れてしまったのに加え、シャトルバスでの登校や塾に通えない状況のため、学校の授業についていけなかった場合、問題は非常に大きくなってしまいます。この企画では、仮設住宅に住んでいる中高生に、通信制の補習や演習を提供するという形で、東京に住む学生がより身近に役に立てる機会を作ろうと考えています。

活動

◆提供したい支援
東大生を始めとする大学生による「添削指導」
(同時に可能な限り大学生を現地に派遣し直接指導も行う)

◆対象学生
主に中学生(特に受験を控えた生徒)

◆活動開始時期
2012年1月21日から本格的に活動していく予定です。
長期的な支援となるよう1年間以上継続することを目指します。

◆活動地域
活動候補地は気仙沼と陸前高田を予定しております。

◆その他
2ヶ月に1回程度、東大の院生を派遣し、 最先端の研究をわかりやすく解説する機会も作りたいと考えています。

結果

  12月17日に気仙沼で現地の中学生の補習を行いました。家を失ってしまった生徒は仮設住宅ではなく、親戚の家などに住んでいる事例もあるので、そういった生徒も利用しやすいシステムを作りたいと思います。今回は現地の中学生のニーズを探ることが大きな課題でしたが、東京の教育事情と大きく違うことが分かりました。地域によっては「添削指導」という概念自体がないので、まずは講師を実際に派遣し、直接指導すると同時に添削指導ができる下地づくりに注力する必要があると感じました。

今後の企画または災地の状況について

【気仙沼】
1月21日(土)を第1回として、継続的に活動してきたいと思います。当面は講師を直接派遣し、現地の中学生を直接指導したいと考えています。今後現地の中学校の先生などに協力をお願いして、添削指導も拡大していく予定です。

【陸前高田】
2月19日(日)から活動していきたいと考えています。仮設住宅の共有施設である「学びの部屋」での活動を考えております。月に1回程度講師を派遣し、現地の中学生とペアをつくり3ヶ月を1タームとして添削指導していく予定です。