『石巻湊小学校派遣』
( 2011年6月-2011年9月 )

プロジェクト

 東大卒業生を中心に社会人が大学生を支援し、大学生の東北支援のハードルを下げるために、この活動は始まりました。参加者のハードルを下げるために、ボランティアのプログラムを週末の金曜日夜から土曜日夜までと限り、「ファーストステップとしての東北支援」を目指しました。活動当初は現地の状況を知るために、他団体の活動に参加し、その後エイド単体でバスを借り、現地のボランティアセンターと協力して被災地支援を行いました。

活動

 石巻では現地のボランティアセンターで仕事を紹介してもらい活動を行いました。活動を開始した当初、石巻では被害の爪痕が大きく残っており、現地では道路の清掃や家屋の整理もままなっていない状態であり、側溝のヘドロ掻きや、家屋、寺社の清掃等が主な活動となりました。多くのマンパワーが必要な仕事であり東京から多くの人員を連れてきている東大エイドに適した活動だったと言えます。

結果

 石巻へ計13回の派遣部隊を送り、ヘドロ掻きや家屋の清掃を行いました。参加者からは「最初の活動として、とても行きやすかった。」「ボランティアに行きたいと思っていたが、なかなか機会がなかった。このような機会をもらえたことに感謝したい。」「このプログラムがなかったら、おそらく一生参加しなかったと思います。」などの声もあり、ボランティアのファーストステップとして良い活動ができたのではないかと考えています。

今後の企画または災地の状況について

 石巻でのボランティアを行っていく中で、被災地の状況を少しずつ知ることができました。その中で、単なるヘドロ掻き等の力仕事では被災地のニーズについていけていないのではないか、何か次のフェーズに移らなければならないのではないか、と感じ始めました。そこで、今後は東京からのボランティアが行くことの少ない気仙沼に活動を移し、産業支援も視野に入れて活動を行っていきます。